キッズヨガについて ※隔週土曜日実施
1.ヨガとは?
身体と心と呼吸をつなげること・・・という意味だったり、
紀元前の時代よりインドで・・・という歴史があったり、
はたまたダイエット目的などで使われたりしていますが・・・
ざっくり言うと、
ポーズなどのツールを使って
自分自身の心を安定させること
ヨガは誰と比べる必要はない、という世界です。
2.ヨガの目的
「今」の自分を感じること(いわゆるマインドフルネス)
講師が大切にされていることは・・・
自分の身体と心とちゃんと「会話」ができるようになること
- 身体
今、自分はどの部分が伸びているのか?縮んでいるのか? 温かいのか?冷たいと感じているのか?
・・・などの五感を感じる - 心
今、自分はどう感じているのか?
リラックスしているのか?落ち着いていないのか?不安でザワザワしてるのか?
・・・などの感覚をまず自分自身で自覚する。
3.ヨガによる効果の可能性
身体
- 自分自身の身体の使い方を掴めるようになる
- 五感の感覚の向上
- バランス感覚の向上(それによる怪我の回避等)
- 筋力の向上
- 空間認識の向上
心
- 自分自身の感情コントロールの向上
- 自分の表現力(アウトプット)の向上
- 自分自身に対する肯定感の向上
- 他者とのコミュニケーションの向上 ※環境等による
4.ヨガのクラス内容構成
時間は大凡30~45分
放課後等デイサービス
- リラックスした状態からスタート
- できるだけ呼吸に合わせてポーズをしていく(呼吸を取り入れる事で身体の力の入れ方、抜き方のコントロールを身に付けていく)
- 飽きのないようポーズは基本、短くする
- 筋力にアプローチできるポーズも取り入れていく
- 慣れてきたら「安らぎのポーズ」もしくは瞑想の時間を設けて、自身をじっくり感じる「内観」の時間を作る
児童発達支援
- とにかく「遊ぶ感覚」で楽しめるポーズにする
- 動物のモノマネなど、できるだけ分かりやすいポーズにする
- 身体全体を使ったポーズを取り入れる
- 飽きのないようさまざまなポーズを短い時間で取り入れていく
- 場合によっては楽しい音楽を取り入れていく
5.ヨガのポーズ例
放課後等デイサービス
- 寝転んでお腹に手を当てて腹式呼吸 ※児童発達支援も対象可
※副交感神経を活性化させ、呼吸をコントロールする事で今の自分を感じ、心のコントロールを身に付けていく - 門のポーズ
膝立ちになり、片足を真横に伸ばしてその方向に上体をを預けていく
※体側に伸縮運動。バランス、体幹へのアプローチ - ネコのバランスのポーズ(トラのポーズ)
四つん這いになり、片足を後ろに上げてキープ(更にチャレンジできたら反対の手を前に伸ばしてみる)
※バランス、体幹、そして集中力へのアプローチ - 舟のポーズ
体育座りになり、両足を上げてVの字になってキープ(更にチャレンジできたら両手も前に伸ばしてみる)
※バランス、体幹、そして集中力へのアプローチ - バッタのポーズ
うつ伏せの状態から両足を上げていき、両手を前か後ろに伸ばしてキープ
※背筋と腹筋の強化。バランス、体幹、そして集中力へのアプローチ
児童発達支援
- 足指じゃんけん
足指をグーチョキパーで動かす
※自身を身体の感覚を研ぎ澄ませる - 飛行機のポーズ
立った状態から上体を倒すと共に片足を後ろへ上げていき、キープ
※バランス感覚運動 - ネコちゃんとウシさんのポーズ
四つん這いになって背中を反らしたり丸めたりして背骨の運動(呼吸に合わせて)
※身体の伸縮の感覚を味わう - ダルマさんのポーズ
体操座りから前後にコロコロと身体を起こしたり寝転がったりする(呼吸に合わせて)
※バランス感覚 - お月さんのポーズ
立った状態で両手を頭上に伸ばして合唱し、身体を三日月のように左右に反らせる(呼吸に合わせて)
※体側の伸縮運動
6.ヨガで子どもたちに伝えたいこと
- 「今の自分」を感じる感覚を自分自身でまず研ぎ澄ませてみてあげること
- 自分自身の心と身体が発しているその声に、ちゃんと耳を傾けてあげること
- その声を無視せず、否定せず、まず自分自身で受け入れてあげること
⇒※つまり、自分自身を否定せず肯定的になってあげること - 「出来ない」という事実よりも、「出来ない感覚」を自分自身でまず感じとってあげること
- 楽しくない、どうしてもやりたくない、と思ったら無理にやろうとしないこと